今度アニメ化される「悪役令嬢転生おじさん」は、「なろう系」と関係があると思われがちです。
しかし、この作品の背景や内容を掘り下げると、実際には異なる要素も含まれています。
この記事では、「悪役令嬢転生おじさん」の原作やストーリー、「なろう系」について解説します。
「なろう系」とは?
「なろう」というのは、無料Web小説投稿サイト『小説家になろう』の略称です。
株式会社ヒナプロジェクトが運営しており、誰でも無料で小説を公開できるサイトです。
このサイトで人気のある小説は、書籍化やコミカライズされて商業化されることも多々あります。
例えば、『魔法科高校の劣等生』『この素晴らしい世界に祝福を!』『Re:ゼロから始める異世界生活』は、『小説家になろう』で執筆が始まった作品です。
現在の「なろう系」の意味
「なろう系」とは、自然発生的にうまれ、もともとは『小説家になろう』に投稿されている作品をさしていました。しかし現在では
- 『小説家になろう』から生まれた商業化作品。
- 『小説家になろう』と似た小説投稿サイト、カクヨムなどのサイト。
- 『小説家になろう』で多い、主人公が突然異世界に転生し、さまざまな経験や活躍をする「異世界転生もの」ジャンルの作品。
などの意味も持つようになり、とても広い意味で使われています。
「悪役令嬢転生おじさん」は「なろう系」…?
「悪役令嬢転生おじさん」は『小説家になろう』の小説が原作というわけではありません。
しかし、転生するストーリーであるため、広い意味での「なろう系」といえる部分もあります。
ここで「悪役令嬢転生おじさん」の原作やストーリー、アニメ情報について解説します。
「悪役令嬢転生おじさん」の原作
この作品は、原作が上山道郎さんによる漫画であり、少年画報社の雑誌『月刊ヤングキングアワーズGH』で2020年5月号より連載中です。
現在、コミックスは6巻まで刊行されています。2024年8月5日には最新刊の7巻が刊行されます。
「悪役令嬢転生おじさん」のストーリー
「悪役令嬢転生おじさん」は、普通のおじさん「屯田林憲三郎」が乙女ゲーム『マジカル学園ラブ&ビースト』のキャラクター、グレイス・オーヴェルヌに転生してしまうコメディストーリーです。
もともと怖い性格だったグレイスが、憲三郎が憑依したあと優しい性格になり、周囲からの好感度が上がっていくという見てていい気分になる展開です。
また、グレイスに転生した憲三郎は、自分の言動を優雅なものに自動変換する能力【優雅変換(エレガントチート)】が使えるようになっています。
このあたりの独特な設定もこのマンガの見どころです。
作者の上山道郎さんの経歴
ネットでは、「悪役令嬢転生おじさん」の作者である上山道郎さんがまるで「なろう系主人公」のようだ、という声があります。
上山道郎さんは、『江戸っ子ボーイがってん太助』『学級王ヤマザキ』がアニメ化された漫画家・樫本学ヴさんのアシスタントを経験。
その後、『月刊コロコロコミック』で『機獣新世紀ZOIDS』を連載しました。
『悪役令嬢転生おじさん』は、SNSで公開したものが14万いいねという大きな反響を得たことで商業作品になったという異色のエピソードを持ちます。
ぼくの読みたい悪役令嬢マンガを描きました。 pic.twitter.com/Xo8NFKiZeB
— 上山道郎 (@ueyamamichiro) November 19, 2019
また、上山さんの作品としては初めてのアニメ化が実現しました。
この流れに、ネットでは
「作者ご本人もアラフィフのおじさんで今までの作風から一念発起して悪役令嬢転生もの描いてバズって連載して単行本バカバカ出てついにアニメ化なの、本人がなろうの主人公みたいだ」
「打ち切りが続いてこのままじゃ良くないと奮起したベテランが流行りを取り入れたら六巻でアニメ化はそれ自体が物語だ」
という声が上がっています。
「悪役令嬢転生おじさん」アニメ化情報
2024年にはアニメ化が発表され、2025年1月よりMBS/TBS系28局の「スーパーアニメイズムTURBO」枠にて全国同時放送が予定されています。
アニメのキャスト
アニメ版では、主役の屯田林憲三郎を井上和彦さん、もうひとりの主人公であるグレイス・オーヴェルヌはM・A・Oさんが演じます。
井上和彦さんは『キャンディ・キャンディ』のアンソニー・ブラウン、『美味しんぼ』の主人公・山岡士郎、『機動戦士Zガンダム』のジェリド・メサ、最近では『夏目友人帳』シリーズのニャンコ先生/斑、『おそ松さん』シリーズの松野松造〈父さん〉など、長く活躍されています。
M・A・Oさんは女優としては市道真央さん、声優の時はM・A・Oさんとして活動。
女優としては『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイイエロー役、声優としては『からかい上手の高木さん』の天川ユカリ、『プラチナエンド』の花籠咲、『戦隊大失格』のピンクキーパーなどを演じています。
まとめ
「悪役令嬢転生おじさん」は、アニメ化に向けて多くのファンから期待が寄せられています。
原作漫画の面白さをアニメでどのように表現するのか、注目が集まっています。なろう系と関連づけられることが多いですが、そのユニークな設定やキャラクターが魅力の一つです。
2025年のアニメ放送を楽しみにしつつ、ぜひ原作漫画もチェックしてみてください。
また、「悪役令嬢転生おじさん」は人気作品なのに打ち切りのうわさがあるようです。
それについての記事もありますので、ぜひご覧ください。


